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ND-LR 連携で Next Design 上の指摘の表示をカスタマイズする

加美川 真由子

Lightning Review (以下、LR)開発チーム、入社4年目の加美川です。
夏も真っ盛り! 名古屋の夏は例年通り、いや例年以上に過酷です!
ここまで暑いと早く秋になってほしいという気もしますが、今度はあっという間に寒くなってしまうんですよね……。

さて、5月からご紹介を続けてきた、弊社が開発・リリースしている次世代設計ツール『Next Design (以下、ND)』と LR とが結びついた「ND-LR 連携」機能ですが、今月がラストです!
前回前々回の記事で、ND の成果物をよりレビューしやすくする機能や、ND の成果物のレビュー結果を分析し、LR の指摘を ND の画面上に表示できる機能をご紹介しました。
今回は、ND の画面上で指摘の表示をカスタマイズすることでレビューの実施・分析機能がさらに便利になる新機能、[指摘表示のカスタマイズ]についてご紹介します。

指摘をフィルタする

たくさんのレビューファイルをインポートして分析しようとしたり、1つのレビューファイルでも多くの指摘が登録されていたりすると、ND の画面上に大量の指摘がエラーとして表示されることになります。
その状態で、例えば自分の直すべき未修正の指摘だけを洗い出すのは大変です。
[指摘表示のカスタマイズ]機能では、ND 上で表示している指摘をフィルタできます。

NDで表示中の指摘をフィルタできる

画像のように、[自分が修正者]にチェックを入れることで、自分が修正担当になっている指摘だけをフィルタして表示できます。
ND の機能でエラーのタイプごとにフィルタがかけられるので、自分の直すべき未修正の指摘だけを ND 上で表示できます。
これにより、大量の指摘を ND 上で表示していても、自分が対応すべき指摘を見つけやすくできます。

他にも、確認済みの指摘を除くフィルタや、クローズしたレビューの指摘を除くフィルタが選択できます。
例えば、「もう対応の終わった指摘は表示したくない!」という場合に設定していただくことで、まだ指摘の修正や確認、レビューの承認が済んでいない指摘のみを表示できます。

フィルタ一覧

指摘の修正者や優先度を表示する

レビューを分析していてなかなか修正されない指摘が見つかったときには、指摘を早く直してもらえるように指摘の修正担当者をフォローしたい場面があると思います。
また、レビューが終わっていざ指摘を修正しようとする際、指摘の修正の優先度が高いものから修正していきたい、ということもあると思います。 [指摘表示のカスタマイズ]機能では、ND 上で表示している指摘の、[カテゴリ]列に表示する内容を切り替えられます。

[カテゴリ]列の表示の切り替え

これにより、指摘の担当者が知りたいときには[修正者]を表示することで、指摘ごとの修正担当が誰かを一覧で確認できます。
また、どの指摘から優先して直していけばよいかを知りたいときには[優先度]を表示してソートすることで、優先度の高い指摘がどの指摘なのかがすぐに分かります。

ND の画面上での指摘の表示方法を、ご自身の日頃の業務での LR や ND の使い方に合わせてカスタマイズしていただくことで、ND-LR連携のレビューの実施・分析機能はぐっと使いやすくなります!

例えば、普段成果物のレビューを受けて修正することが多い人であれば、指摘のフィルタの[自分が修正者]にチェックを入れて、カテゴリ列の表示を[優先度]にしておくとよいでしょう。
そうすると、自分が修正すべき指摘のみを表示しつつ、修正の優先度が高いものから直していけます。
また、プロジェクトのレビューの進捗を管理することが多いマネージャー層であれば、指摘のフィルタを[確認済みの指摘を除く]や[クローズしたレビューの指摘を除く]に設定して、カテゴリ列の表示を[修正者]にしておくことをおすすめします。
指摘の修正・確認やクローズが進んでいないなどの問題があるレビューのみを素早く確認して、担当者をフォローできます。

5月から今月まで、ND と LR とが連携する新機能についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
現在、開発を進めているので、リリースされたらぜひ使っていただきたいです!